基本的質問 †
Haiku ってなに?Windows や Linux の仲間ですか? †
Operating System、いわゆる OS ではありますが、Windows や Linux とは異なる OS です。Haiku とは、BeOS という Be,Inc. が作っていた OS と同じ物をオープンソースで作ろうとしているプロジェクトです。
Be,Inc. は Release 5 (R5) を最後に Palm に買収され事実上開発終了してしまいました。そこで、有志が集まって発足したのが Haiku プロジェクトです。Haiku は、一部オープンソースになったものを除いて BeOS のソースコードを全く受け継いでいないため、厳密に言えば Haiku は BeOS ではありません。正当な BeOS 後継 OS として、独 Magnussoft が ZETA を開発しています。ZETA は BeOS ソースコードを受け継いでいます。
Haiku はどこで入手できますか? †
2009/09 現在、Haiku は R1 alpha1 です。正式版はありません。
R1 alpha1 は Get Haiku! | Haiku Project からダウンロードできます。
※ダウンロードページでもミラーしています。
Haiku で何が出来ますか? †
Haiku はオペレーティングシステム(OS)であり、Haiku 単独では何も出来ません。これは Windows や Linux とて同じ事です。ただ、Windows のように、デバイスドライバやアプリケーションソフトは多くありませんので、Windows ではあたりまえのような基本的な事すらも出来ない事も多くあり、Windows と比べると劣っていると言えます。
Haiku が目指すものは、効率的でシンプルで軽い OS です。そのため、Haiku 上で動くアプリケーションソフトは一般に Windows 用のもの以上に高速に安定して動作する*可能性*が高くなります。Haiku 開発者とその支持者は、その可能性に価値観を見出しているのです。
また、非常に限られた分野ではありますが Haiku では容易であるが Windows では困難を極めるような事が存在するのも事実です。
Haiku のカタログスペック(?)をお願いします †
| 機能 | 説明 |
| 必要なマシン | IBM PC/AT互換機 |
| 最低必要なCPU | Pentium 400MHzくらい |
| 最低必要なメモリ | 128MBくらい |
| その他、最低必要な機器 | PS/2キーボードとマウス、VGAカードとモニタ |
| ファイルシステム | BFS(標準), ISO9660, FAT, NTFS |
| UNIX スタイルのファイルシステム |
| シンボリックリンクをサポート(ハードリンクは無し) |
| ディレクトリへのマウントポイント設定可 |
| /dev 以下へデバイスドライバへのインタフェースを展開(read,write,ioctl) |
| カーネル | NewOS カーネルをベースとしたマイクロカーネル |
| SMP | 8 way まで対応 |
| USB | UHCI,OHCI,EHCI |
| IEEE1394 | サポート無し |
| 外部記憶装置 | ATA,ATAPI,SCSI(ドライバによる) CD/DVD-ROM/-R/-RW/RAM |
| USB マスストレージクラス |
| 起動デバイス | HDD,CD-ROM |
| ネットワーク | TCP,UDP,ICMP |
| BSD スタイルのネットワークAPI |
| GUI | 独自のGUIを標準装備 (X Window ではない) |
| 8,15,16,32 ビットの色深度 |
| Alt + F1-F12キーで即時切替え可能なワークスペース |
| 壁紙と解像度、色深度をワークスペース毎に設定可能 |
| GUI シェル | OpenTracker/Deskbar |
| CUI シェル | Bash |
| 標準の文字コード | UTF-8 |
| サウンド | WAV,MP3 等の再生(コーデックによる) |
| 録音、エンコード |
| 各種イベント音設定可能 |
| ビデオ | 再生(コーデックによる) |
| ハードウェアオーバーレイあり(ビデオカードによる) |
| 3D | OpenGL |
| ls,cp 等の UNIX スタイルのコマンド |
| 実行形式 | ELF |
| API | BeOS 互換の C/C++ API |
| POSIX準拠(一部非互換) |
| 開発言語 | GNU C/C++ (gcc 2.95.3) |
※編集者の主観に基づく部分もあります。だいたいこのくらいとご理解ください。
BFS (Be File System) について教えてください。 †
BFS または BeFS は、Be, Inc. が開発した BeOS 独自のファイルシステムです。Haiku も BFS をネイティブファイルシステムとして採用されています。
以下、その特徴をおおまかに紹介。
- ジャーナリングファイルシステム
システムが正常にシャットダウンされなくても、ファイルシステムに矛盾が発生することがない。(建前上ですので、実際にはありうる)
- 汎用ファイル属性
ファイルサイズ、タイムスタンプといった属性の他に、任意長のデータを属性として記録できる。
- ファイル名や属性をキーとした高速検索
- 最大 2EB のボリュームサイズ (EB = エキサバイト = 1,152,921,504,606,846,976 bytes)
- 260GB の最大ファイルサイズ
実際にはブロックサイズに依存する。詳しくは、ディスクの空き容量は充分あるのに、Disk full(容量いっぱい)が出るのはなぜ? を参照。
先進的なファイルシステムであることは間違いありませんが、弱点もあります。今後の課題でしょう。
- 低速
高機能であるためか、あまり速いとはいえません。
また、ファイル作成・削除が激しいとインデックスの操作でもたつくためか、これも低速化の要因となっています。noindex でボリュームを作れば改善されますが、検索が一切できなくなります。
- 低信頼性
NTFS のように、CRC や ECC で保護されていないため、データ化けが発生していてもわかりません。
Haiku? HAIKU? †
正式には Haiku です。
Web ページなどでは Haiku と表現することが多いようですが、ロゴは HAIKU ですから、どっちでもいいといえばどっちでもいいんではないでしょうか?