システム関連 †
セーフモードはありますか? †
もちろんあります。
BIOS の処理が終わって起動開始直後にスペースを押しつづけると、
Welcome To The
Haiku Boot Loader
Copyright 2004-2009 Haiku Inc.
Select boot volume (Current: Haiku)
Select safe mode options
Select fail-safe video mode (Current: Default)
Continue booting
こんな感じの画面になり、様々な設定ができるようになります。
以下、ざっと説明。
- Select boot volume
ブートローダが認識できた他のパーティションや CD ドライブ等にある Haiku ボリュームへ切り替えて起動できるようになる。
- Select safe mode options
OS の機能やアドオンを使用しないように設定して起動する設定画面へ進む。詳細は後述。
- Select fail-safe video mode
ビデオカードのドライバを使用せず VESA モードを使用し、画面の解像度、色深度などを設定して起動する。ビデオカードのドライバが対応せず起動できない場合や、モニタ解像度が追従できずに表示できなくなってしまった場合等に使う。
- Select safe mode options の詳細
- Safe mode
app_server のかわりに fake_app_server が起動する。
コンソールしか動かないので、ファイル操作などの基本的な事しかできなくなるが、確実に起動できる。通常起動できなくなってしまった場合に、不具合の原因となるドライバ等を削除するとかに使える。
- Disable user add-ons
/boot/home/config/add-ons 以下のユーザーアドオン(ドライバなど)が利用されない。
- Disable IDE DMA
IDE ディスクの DMA 転送を OS レベルで無効にする。
無効にすると PIO となり、安定するが非常に遅くなる。Haiku が起動しない、ときたまハングアップするなどといった現象があれば、これを PIO にすれば安定する事が多い。当然ディスクの速度は犠牲になる。
- Use fail-safe video mode
ビデオカードの対応が不十分で OS が起動できないなどの不具合がある場合、このオプションで低速低解像度ながらも使用することができるようになる。
- Don't call the BIOS
BIOS を使用しなくなる。
- Disable APM
APM を利用しなくなる。
- Disable ACPI
ACPI を利用しなくなる。
- Disable IO-APIC
IO-APIC を利用しなくなる。
- Enable serial debug output
シリアルポートにログが出力されるようになる。
- Enable on screen debug output
app_server が起動するまで、ログを表示しながら起動する。
OS 起動中に停止してしまう等といった場合にログを見ると原因がつかみやすくなる。
http://www.jade.dti.ne.jp/~murai/haiku/userguide/ja/bootloader.html にも詳しい説明があります。
BIOS の設定で注意しておくべきものは? †
主なチェック項目と、推奨設定は以下の通り。
マザーボードや BIOS の種類によっては項目名が違ったり存在してないものもあるので適当に読みかえてください。
- PnP OS Installed
これは様々なデバイスに影響をあたえます。よくあるのが Yes になっていると USB コントローラや LAN カードを認識してるのに動かないなどといった現象。そもそも Plug & Play に満足に対応している OS は Windows くらいしかないので、この項目を Yes に設定してもいいことないでしょう。というか No に設定しても Windows で動作がおかしくなるといった事は聞いたことないので、Haiku に限らずマイナーな OS を使うときは No にしておくべきです。
- USB Keyboard support, Legacy USB Support, USB Keyboard Legacy Support 等々
Haiku は当然 USB キーボード・マウスに対応する(R1 までには)ので No でもいいですが、上記の PnP OS Installed と関連することもあります。PnP OS Installed が存在しない BIOS の場合、コレを Yes にしておくと(USB だけ) PnP OS Installed を No に設定した場合と同等の効果が表れる場合があります。ついでに、オンボード LAN でのネットワークブートを許可するように設定すると、やはり同様の効果が(LAN だけだが)表れます。なぜか?要は OS がアテにしている初期設定を BIOS がしてくれるから。
- PnP/PCI Configuration -> IRQ12
最近ではほとんど聞かれなくなったようですが、IRQ12 を Reserved や ISA 用に予約しておくと、PS/2 デバイス(マウスなど)の不具合がでなくなる、というもの。
- IDE DMA
IDE ディスクに対して DMA 転送を使うかどうかという項目。オフにすると PIO となり、安定するが非常に遅くなります。起動しない、ときたまハングアップするなどといった現象があれば、これを PIO にすれば安定する事が多い。当然ディスクの速度は犠牲になります。
DMA モードを細かく設定できる BIOS なら、DMA-5(ATA100) を DMA-4(ATA66) に、といった具合に少しずつデチューンしてみるのも手です。
システム不具合を調査するためのログを採取するにはどうしたらいいですか? †
/var/log/syslog に、カーネルやデバイスドライバ、add-on 等が出力するログが記録されています。
また、PC にレガシーなシリアルポート(いわゆる RS-232C)が装備されていれば、クロスケーブルで他の PC のシリアルポートに接続し、Windows のハイパーターミナルや BeOS の SerialConnect? 等でリアルタイムにログをチェックすることができます。通信設定は以下のようにしてください。
| データビット長 | 8 ビット |
| ストップビット長 | 1 ビット |
| ボーレート | 115200 bps |
| パリティ | 無し |
| フロー制御 | 無し |
現在は、デフォルトで上記設定で出力するようになっていますが、将来は変更されるかもしれません。/boot/home/config/settings/kernel/drivers/kernel も参照してください。